企業の生態系サービスへの取組み-Vigeoeirisが評価レポートを公表

本稿は、Vigeoeirisが公表した記事およびレポートをQUICK ESG研究所が翻訳・編集したものです。
 

 ここ数年、生態系サービス(Ecosystem Services)という言葉は「生態系は社会の機能と健全性を維持するための恵みをもたらしている」という意味で使われるようになってきた。生態系が社会にもたらすメリットは直接的または間接的で、その規模も様々である。

 2017年11月、Vigeoeirisは欧州および北米の廃水処理・水道企業と、食品・飲料企業を評価対象に、企業の生態系サービスへの取り組みを評価したレポート(Ecosystem Services)を公表した。

 主な評価結果は以下のとおりである。

  • 生物多様性に関しては全体的に非常に高い透明性を示しているが、生態系サービスの具体的な課題に関する報告はなお十分とは言えない
  • 企業にとって、生態系サービスを効率的かつ責任を持って管理することは不可欠であると同時に、ビジネス機会にもつながる。特に、水など天然資源への依存度が高い企業や食品・飲料会社などはそうであろう
  • 生態系サービスの評価・査定方法は継続的に改善されており、科学界、一般市民、規制当局からの意見が反映されている。企業は、生態系サービスの定義付けのプロセスにも関与することが求められる
  • 生態系サービスへの理解と意識を高めることは、民間セクターの代表者を含むステークホルダーの多様化につながる。自社の事業モデルが生態系サービスに依存している現状を認識することで、企業の間でその保護に取り組む機運が盛り上がる可能性もある
     

◆レポート本文(和訳)の閲覧は会員限定です。

※2018.04.06 「レポート本文(和訳)」のURLに誤りがありました。これまでに閲覧くださった皆様にはご迷惑をおかけいたしました。

現在、修正済みです。 

【フランス・イギリス】ESG調査大手2社、VigeoとEIRISの合併が正式に完了

 パリに本拠を置くESG調査大手のVigeo(ヴィジオ)と英国のEIRIS(アイリス)は 1月5日、両社の合併が公式に完了したと発表した。今回の合併は昨年の10月に開催されたVigeoの株主総会において承認されたもので、Vigeoは新会社の設立に向けて630万ユーロを出資することが決定していた。

 世界を代表するESGリサーチ大手2機関の合併により