【機関投資家】スチュワードシップ活動とESG投資の最前線 〜(14)富国生命投資顧問〜

 富国生命投資顧問は、富国生命保険相互会社の創立80周年にあたる2003年にSRI運用の体制を整えた。2004年からSRIファンドの運用を開始し、現在では一般的となったESG投資を先駆けて実践してきた。同社のESG投資の現状を、株式運用部長の岡部和男氏とチーフファンドマネージャーの横田洋一氏に聞いた。  同社のESG投資とスチュワードシップ活動の特徴として、以下の点が挙げられる。 ◆2003年より

【政府・レギュレーションの動向】女性活躍推進法による女性活躍の加速・拡大に向けて」~「平成29年版男女共同参画白書」~

 2017年6月9日に政府は、「平成29年版男女共同参画白書」(平成28年度男女共同参画社会の形成の状況及び平成29年度男女共同参画社会の形成の促進施策 年次報告)(内閣府 男女共同参画局)を閣議決定し、公表した。  人口減少、少子高齢化社会の我が国において、いかにして労働力人口を維持し、また生産性やイノベーション力を引き上げていけるかが、持続的成長の最大の課題である。この課題を解決するには、女性

【政府・レギュレーションの動向】確定給付企業年金のガバナンスについて ~スチュワードシップ責任、ESG~

 2017年6月30日、社会保障審議会企業年金部会(部会長:日本社会事業大学学長・東京大学名誉教授 神野直彦 事務局:厚生労働省年金局企業年金・個人年金課)の第19回会合が約1年ぶりに開催され、「確定給付企業年金のガバナンス」等について議論が行われた。  今回の会合では、確定給付企業年金(以下、DB)のガバナンスに関する「総合型DB基金への対応」および「資産運用ガイドラインの見直し」が議論された。

【機関投資家】スチュワードシップ活動とESG投資の最前線〜(13)シュローダー・インベストメント・マネジメント〜

英国系のシュローダー・グループは、早くからESG要素を運用プロセスに取り込んできた。同グループは、古くは1870年の日本初の鉄道敷設の資金調達にも貢献し、日本経済の発展に関わってきた。インタビューの前半では、同グループのESGへの取り組みについて、来日したシュローダー(英国)のジェシカ・グランド氏に話を聞いた。ジェシカ氏はESG活動の透明性の重視、ESGインテグレーションへの取り組みや協働エンゲージメントの有効性について語り、ESG課題の評価機関であるVigeo EIRISとの長期間にわたる友好関係についても触れた。

【RI 特約記事】RIヨーロッパ2017:GPIF水野氏、アセットマネージャーに「ベスト・イン・クラス」を要請

世界最大のアセットオーナーである年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の投資責任者が、アセットマネージャーに対して、「コーポレート・ガバナンスを適切に実行しなければ、”smaller cheques(支払手数料の減額)"を受け取ることになる。」と警告した。この巨大ファンドの理事兼CIOである水野氏は、ロンドンで開催されたRIヨーロッパ2017の基調インタビューで、アセットマネージャーの意識をESGに向けることを目標としていると語った。

【環境省】グリーンボンドガイドライン2017年版公表

 2017年3月28日、環境省から「グリーンボンドガイドライン2017年版」が公表された。グリーンボンドとは、企業や地方自治体等が、国内外のグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債券等(証券化商品等を含む。以下単に「債券」と記す)であり、具体的には、①調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、③それらについて発行後のレポーティングを通じ透明性

【RI 特約記事】日本における執行役員制度の終焉か?

 本稿は、レスポンシブル・インベスターの掲載記事をQUICK ESG研究所が翻訳したものです。  ソニーが 『執行役員(Corporate Officer)』 を導入して約20年が経過したが、最近多くの日本企業がこの制度の見直しを始めている。  報道によると、LIXILグループは2016年7月、この役職を全面的に廃止した。ロート製薬は5月、広栄化学工業も6月に執行役員制度を廃止した。公益社団法人

【日本】日本政策投資銀行(DBJ)、国連責任投資原則(PRI)に署名

財務省所管の政策金融機関、日本政策投資銀行(DBJ)は12月12日、国連が推進するESG投資イニシアチブである国連責任投資原則(PRI)に署名しました。同じく同行100%子会社のDBJアセットマネジメントも同日PRIに署名しました。(QUICK ESG研究所)

【日本】GPIF水野CIO、国連責任投資原則(PRI)の理事に選出

国連責任投資原則(PRI)は11月18日、理事(ボード)メンバーの選挙結果を公表した。 本選挙には年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の水野弘道CIOが立候補しており、信任投票により当選が確定した。この結果、同氏は2017年1月1日より任期3年でPRIの理事を務めることとなる。

【RI 特約記事】GPIFが英/米の取締役会のダイバーシティ(多様性)・イニシアチブに参加

 本稿は、レスポンシブル・インベスターの掲載記事をQUICK ESG研究所が翻訳したものです。  年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、大西洋の両岸で展開する取締役会のダイバーシティ(多様性)・イニシアチブに参加した。  このイニシアチブへの世界最大のアセット・オーナーの追加署名は、ESG投資への強い意思を意味している。具体的には、GPIFは、取締役会における女性比率を30%にする活動を推