オーストラリア、自国版現代奴隷法の概要案を公表

 2017年8月16日、オーストラリアのマイケル・キーナン法務大臣は、同国の産業界が現代版奴隷問題に適切に対応することを目的とした法制定に向け、概要案(「Modern slavery in supply chains reporting requirement」)を公表し諮問を開始した。

 国際労働機関(International Labour Organization、ILO)、国際移住機関

【水口教授のヨーロッパ通信】現代奴隷法 - サプライチェーンの人権リスク -

 2015年3月、英国で「現代奴隷法(Modern Slavery Act 2015)」が成立し、10月29日に施行した。名前だけ聞くと、まるで奴隷の取扱いについて定めた法律のようだが、もちろんそうではなく、強制労働などの現代的な奴隷の防止を目的にした法律である。同法は企業に対して、サプライチェーンにおける強制労働の防止に関する年次報告書の公表を求めている