【水口教授のESG通信】サステナブル金融への挑戦 - EUハイレベル専門家グループの提言

2018年1月31日、EUの「サステナブル金融に関するハイレベル専門家グループ」が最終報告を公表しました。その中では、サステナブル金融に関する機関投資家の義務を明確にすること、個人投資家への浸透を図ることなど、欧州委員会に対して相当踏み込んだ提言をしています。しかも欧州委員会はこの提言を基にアクションプランを策定し、政策に反映すると言われます。EUのサステナブル金融への取り組みは今後どう進むのか、提言の概要を紹介します。

【RI 特約記事】オランダの年金運用機関APGによる陸上風力発電プロジェクトへの出資

 2017年6月、オランダの年金運用機関APGは、スウェーデンの風力発電会社Vasa Vindと共同でスウェーデン最大規模の陸上風力発電施設建設に出資した。APGは、Åskalenプロジェクトと呼ばれるこの建設プロジェクトで「主導的役割を果たす」と発表した。

種類株式発行(Multi-Class Share Structures)企業を主要指数から除外する動きについて

 S&P Dow JonesやFTSE Russellが、種類株式発行(Multi-Class Share Structures)企業をいくつかの主要指数から除外する動きをとっている。

 S&P Dow Jonesは2017年7月31日、種類株式発行企業に関する指数採用方針を、以下の通り発表した。

  • 世界の株式を対象とするS&P Global BMI IndicesおよびS&P Total

【水口教授のヨーロッパ通信】ロンドン証券取引所のESGレポーティングガイダンスが意味すること

 2017年2月、世界の主要取引所の一角であるロンドン証券取引所がESGレポーティングガイダンスを公表しました。その中では、8つの優先事項と題してESGレポーティングに関する8項目の解説がなされています。英国では戦略報告書によってESG情報の開示が義務化されていますし、GRIやIIRCなど、国際的なガイドラインやフレームワークも数多くあります。その中でロンドン証券取引所があえてガイダンスを公表した意味とは何でしょうか。ガイダンスの内容を読みながら考えてみたいと思います。

【オランダ】機関投資家団体、オランダ全上場企業に対し気候変動情報開示を要求

機関投資家のコーポレートガバナンスやサステナビリティの向上を目指すオランダの機関投資家業界機関Eumedianは10月11日、オランダの全上場企業に対し、気候変動に関する情報開示を求める声明を発信しました。気候変動がビジネスモデルや戦略に及ぼす潜在的リスクと機会の分析と、2050年から2100年の間に脱炭素経済を達成するための努力について情報開示するよう求めています。(QUICK ESG研究所)

【アメリカ】CalSTRS、低炭素インデックスに25億米ドルをパッシブ投資

資産運用額1840億米ドルを誇る全米第2位の公的年金基金、CalSTRS(米カリフォルニア州教職員退職年金基金)の投資委員会(運用方針に関する最高意思決定機関)は7月14日、低炭素投資戦略にコミットすることを決定しました。MCSIが提供している低炭素戦略インデックス「MSCI ACWI Low-Carbon Target」に25億米ドルをパッシブ投資します。(QUICK ESG研究所)

【国際】政府の気候変動対応によりエネルギー産業の利益は減少、機関投資家らの報告書

気候変動に関心を寄せる欧米の先進的な機関投資家10社で構成するInvestment Leaders Group(ILG)は5月12日、パリ協定で合意された2℃目標への達成に向けた法規制の変化が、各業界に与える財務インパクトの規模を試算した報告書「Feeling the heat -An investors’ guide to measuring business risk from carbon and energy regulation」を発表しました。(QUICK ESG研究所)