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 前回に引き続き自社の話題となるがお付き合い頂きたい。ESGブック(旧アラベスクS-Ray)は今年に入って進めていた「シリーズB資金調達ラウンド」を欧州時間6月23日に完了し、3500万ドル(約47億円)調達した。調達した資金を活用し、ESGデータ管理や開示、分析のためのプラットフォーム(基盤)としてグローバル・リーダーの地位確立を目指していく。

 ESGブックは次世代テクノロジーを積極的に導入、その能力を向上させ、ますます複雑化するサステナビリティ分野における顧客の要件を満たしていく方針だ。ESGデータソリューションに対する需要の高まりに対応するために投資していく。

 このシリーズBでは、ESGブックのプラットフォームとサービスをグローバルに展開するために世界有数のサステナビリティに重点を置いた機関投資家3社と協力した。持続可能な未来への移行を牽引する世界的な投資会社である米エナジー・インパクト・パートナーズ(EIP)がリード・インベスターとなり、世界的なサステナビリティ投資のリーダーである仏メリディアム、フィンテック投資家の独アリアンツXが主導した。

 ESGブックの使命は、金融市場に質の高いESGデータを提供することだ。透明性が高く、一貫性があり、アクセスしやすいデータがなければ、投資家や金融機関がより持続可能でインパクトのある資産に向けることはできない。

 現在、世界有数の金融機関100社以上がESGブックのデータを使用し、何千人ものESGに関する実務家がESGブックのプラットフォームを活用している。ESGブックを活用することで、すべてのステークホルダーはサステナビリティ関連のデータを広く利用でき、データを比較することも可能になっている。

 ESGブックは数多く存在する開示報告フレームワークに中立なESG情報をリアルタイムで提供している。企業は自社データを管理することができ、透明性の向上につながる。ESGブックでは、サステナビリティに関する専門知識、豊富な金融市場のノウハウ、最先端のテクノロジーの結集を実践していく。この新しいオープンな協調的アプローチによって、ESGデータの世界規模での統合と評価方法の劇的な変化につながると考えている。

 ESGデータやサービスへの需要拡大が見込まれるなか、ESGブックはサービス拡充を進めていく。より持続可能な未来への移行をサポートする新世代テクノロジー対応ソリューションであるESGブックがより多くの金融機関や実務家に貢献できることを期待している。

(アラベスクS-Ray社日本支店代表 雨宮寛)