2018年11月22日、欧州取引所であるユーロネクストと、ESG調査大手の Vigeo Eiris が共同で設定するESGインデックス群の構成銘柄を更新した。
 ユーロネクストとVigeo Eirisによるインデックスは以下7つで構成されている。

  • Euronext-Vigeo France 20
  • Euronext-Vigeo UK 20
  • Euronext-Vigeo Benelux 20
  • Euronext-Vigeo US 50
  • Euronext-Vigeo Eurozone 120
  • Euronext-Vigeo Europe 120
  • Euronext-Vigeo World 120

 Vigeo Eirisは各インデックスの構成銘柄を半年に一度、6月と12月に更新している。今回の更新は、2018年12月3日(月)以降の取引で有効になる。

 今回の見直しでは、39銘柄が新規に組み入れられた。一方、除外されたのは35銘柄である。新規組み入れ銘柄は、Vigeo Eiris のESG評価メソドロジーである”Equitics”® で総合スコアが高い銘柄群である。それらは、社会的責任に関するリスクを管理し、持続的な成長に向けた強いコミットメントを有する企業といえる。

 Vigeo Eiris の”Equitics”®では、約330の項目で企業のESGの取り組みを評価している。特定のセクターが除外されることはないが、社会的責任に関わる課題に懸念のある企業や、実施された是正処置について包括的な情報を適切に公開していない企業、懸念事項についてステークホルダーと対話が行われる可能性がある企業は、Vigeo Eiris の判断で除外される。
 Euronextが算出する構成銘柄のウェイトは、Vigeo Eiris のESG評価と連動しており、従来型の浮動株を考慮したウェイトの計算方法とは異なる。この手法により、人権や適正な雇用慣行、環境保護、ガバナンス、企業倫理の分野で国際規範に則りコンプライアンスを遵守している企業や、これらの分野で経済発展と社会進歩に貢献している企業を選定することができる。

 今回の更新により、Euronext-Vigeo World120に組み入れられる日本企業が20社となる。新たに組み入れられたのは、味の素、NTTドコモ、シスメックス、本田技研工業である。なお、各インデックスの構成銘柄は Vigeo Eiris の ウェブサイト上から確認可能である。
 

Equitics は Vigeo Eiris社の登録商標です。

<参照資料>
Press Release,Half-year review Euronext Vigeo Eiris ESG indices, December 2018  (2018年11月29日情報取得)
Euronext Vigeo Eiris World 120 index, June 2018  (2018年11月29日情報取得)


QUICK ESG研究所 後藤弘子