【ESG投資実態調査2021】(4)《解説》投資コスト、対話の実効性など課題
QUICKリサーチ本部ESG研究所は2022年1月20日、日本に拠点を置く投資家のESG(環境・社会・企業統治)投資の実態を明らかにするために実施した「ESG投資実態調査2021」を公表した。集計結果から浮かび上がったESG投資の傾向や課題を解説する。
《解説》
■ESG投資の増加傾向は変わらない
今回の調査で
QUICKリサーチ本部ESG研究所は2022年1月20日、日本に拠点を置く投資家のESG(環境・社会・企業統治)投資の実態を明らかにするために実施した「ESG投資実態調査2021」を公表した。集計結果から浮かび上がったESG投資の傾向や課題を解説する。
《解説》
今回の調査で
前回の(6)で説明したように、エシカル(倫理的)消費意識を価格との関係から、「①値段に関係なく買う」「②1~2割程度までなら高くても買う」を選んだ人を、企業のサステナビリティ課題への取り組みにプレミアムを支払う「エシカル消費先進群」、また、「③同じ値段なら努力している企業の方を買う」を選んだ人を、購入時にサステナビリティを一定程度考慮する「エシカル消費検討群」に分類した。
サステナビリテ