インベストメント・チェーンとは、「顧客・受益者から投資先企業へと向かう投資資金の流れ(金融庁『日本版スチュワードシップ・コード』)」を指す。2010年あたりから英国(英国財務報告評議会(FRC)「Consultation on a Stewardship Code for Institutional Investors(2010)」)で使われ始めた。

インベストメント・チェーンは、資金の保有者であるアセットオーナーアセットオーナーから資金の運用等を受託し自ら企業への投資を担うアセットマネジャー、アセットマネジャーに投資される企業(取締役)といった参加者からなる。インベストメント・チェーンのつながりの中で、とりわけ重要なのは、アセットマネジャーと企業、アセットオーナーとアセットマネジャーの関係である。

アセットオーナーやアセットマネジャーに投資戦略を助言する投資コンサルタントや証券会社、債券格付け機関、ESGレーティング機関、議決権行使助言会社もインベストメント・チェーンの参加者に含まれる。

インベストメント・チェーンの全ての参加者が、顧客・受益者の最善の利益(best interests)のために行動することが重要であるとの認識がグローバルに広まっており、「様々な投資主体による長期的な価値創造を意識した、リターンを最終的に家計まで還元する一連の流れ(『日本再興戦略2014』)」としてインベストメント・チェーンを高度化していくことが求められている。


2017年7月5日更新