伊藤レポートとは、経済産業省が取り組む「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクト(座長:伊藤邦雄 一橋大学大学院商学研究科教授)の最終報告書である。プロジェクトは2013年7月16日に発足し、翌年8月6日に最終報告書が公表された。プロジェクト発足の背景には、投資家や企業の短期主義是正やコーポレート・ガバナンスの強化、企業と投資家の対話(エンゲージメント)や企業開示・報告のあり方の見直し等の国際的な議論と、それらを日本の文脈の中で検討する際に生じる課題があった。報告書では、企業が投資家との対話を通じて持続的成長に向けた資金を獲得し、企業価値を高めていくための課題を分析し、提言している。加えて、資本効率を意識した経営改革、インベストメント・チェーンの全体最適化、双方向の対話促進を主なメッセージとし、その実現に向けて「経営者・投資家フォーラム」(Management-Investor Forum: MIF)」の創設を提唱した。


2017年7月5日更新