アセットオーナーとは、資産の保有者となる組織を指す。アセットオーナーは、受託者責任に基づき、インハウス運用、もしくはアセットマネジャー(第三者機関として運用資産を委託され管理している組織)に外部委託すること等で、最終受益者のために受託資産の管理・運用に従事する。

PRIは、アセットオーナーを、インベストメント・チェーンの中で責任投資を促進するきわめて重要な役割と位置づけている。その定義では、長期の退職金や保険および他の資産を保有している組織と定義されており、年金基金、ソブリンウェルスファンド、財団/基金、保険や再保険会社、その他資産を管理する金融機関が含まれる(運用組織の貸借対照表上の自社運用資産総額が、外部顧客のために運用している資産額を超えていれば、インベストメントマネージャーではなく、アセットオーナーとして分類される)。

日本版スチュワードシップ・コード前文には、「アセットオーナーは、スチュワードシップ責任を果たす上での基本的な方針を示した上で、自ら、あるいは委託先である運用機関の行動を通じて、投資先企業の企業価値の向上に寄与することが期待される。」とあり、その役割に言及している。


2017年7月5日更新