パッシブ運用は、市場を上回る運用成績を上げることは困難であるという考えに基づき、市場全体のパフォーマンスに連動したリターンを目指す運用アプローチで、アクティブ運用と並ぶ基本的な運用手法のうちの1つである。

パッシブ運用は通常、東証株価指数(TOPIX)等市場インデックスに連動したリターンの実現を目指す。そのため、インデックス・ファンドと言われることも多い。

パッシブ運用には、大別して、完全法とサンプリング法の2つの手法がある。

完全法は、株式運用でよく採用される手法で、対象とする市場インデックスの構成銘柄の全銘柄をインデックスと同じ構成比率で保有する。完全法は、市場インデックスの値動きに非常に緊密に連動する。

サンプリング法は、対象とする市場インデックスの主要な特徴を反映する代表的な銘柄を選んで投資する。市場インデックスの銘柄数が多く、すべての構成銘柄を買付けるのが困難、取引頻度が低く買付けが難しい場合に採用される。

パッシブ運用では、市場全体のパフォーマンス並みのリターンをおおむね常に実現する。運用コストも低く抑えられる。個別の企業や債券を調査する必要がなく、また銘柄の売買頻度も少ないため、取引コストも低い。しかし、パッシブ運用は市場全体に連動するため、市場全体が下落した場合は、損失を免れることはできないリスクがある。


2017年7月5日更新