PSI(The Principles for Sustainable Insurance、持続可能な保険原則)とは、保険業界が事業活動と持続可能な開発の双方に重要な環境・社会・ガバナンス(ESG)のリスクと機会に取組むための国際的な枠組みで、幅広い調査と協議を経て、2012年に「国連持続可能な開発会議」(Rio+20)で発表された。国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)が推進している。

2021年3月末現在、世界の保険料額の25%以上、運用資産総額14兆米ドルの140を超える保険会社が、PSIの定める4つの原則を採用し署名している。日本の損保会社では3社(MS&ADホールディングス、損保ホールディングス、東京海上日動火災保険)が署名している。

原則には法的拘束力はないが、署名した会社は、持続可能な保険という目的を取り入れていること、ESG問題への対応の説明責任を果たし透明性を確保していることを、広く社会に示すことができる。原則は、ダウ・ジョーンズ持続可能性指標や、FTSE4Good指標における保険会社格付基準としても用いられている。


2021年4月8日更新