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本ブログでは、PRI in Person 2018 現地参加報告をシリーズでお届けします。


 9月12日から14日の3日間に渡りサンフランシスコで開催されたPRI in Person 2018が閉会しました。 

 最終日の冒頭のセッションでは、英蘭ユニリーバのCEO兼国連グローバル・コンパクト(UNGC)の副議長であるポール・ポールマン氏が登壇し、

・企業および投資の世界から社会を変えていく必要がある。ここには、脱炭素化の推進、サーキュラーエコノミーへの移行、金融市場における長期的視点に基づいた戦略への移行、公平な成長という課題が待ち受けている。解決策はある、足りないのは"Willpower(意思)"である 

・資本主義は何ら悪いことではないが、”Maximum return on financial capital”だけではなく”Maximum return on social and environmental capital”を求めるべきである 

・消費者はもはや(社会課題に)無責任な製品を好まず、ミレニアル世代は存在意義を示す企業で働くことを望んでいる。企業は株主だけではなく社会に貢献することで存在していることを理解すべきであり、投資家は企業に対し、ESGへの取り組みを厳しく質問し、それらに回答できる企業を探すべきである 

・責任ある投資家が、企業がいかに素早く”Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)”から”Responsible Social Corporations(責任ある社会的企業)”に変わるかを決定づけるのだ

と聴衆に熱く語りかけ、プレゼンテーション終了後、会場はスタンディング・オベーションに包まれました。

来年(2019年)のPRI in Personは、9月10日から12日にかけて、フランス・パリで開催されます。気候変動は待ったなし、ヒューマンライツの課題にも、責任ある投資家としての早急な対応が求められます。

1年後、少しでも改善がみられますように。


QUICK ESG研究所 広瀬 悦哉、後藤 弘子