2020年2月18日に、CDPジャパン主催による金融SBTワークシップ株式会社QUICK ESG研究所にて開催された。

 SBTイニシアチブとは、CDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)による国際的な共同イニシアチブで、パリ目標達成に向けた科学的根拠に基づく削減シナリオと整合した企業の削減目標を認定している。
 2018年、SBTイニシアチブは金融機関向けプロジェクトを開始した。金融機関が融資と投資ポートフォリオをパリ目標に整合させることを支援する。対象となる金融機関には、銀行、年金基金、保険会社、公的金融機関が含まれる。

 ワークショップでは、金融SBT目標審査要件の作成検討を進めているSBTイニシアチブの中心メンバーである世界資源研究所(WRI)のネイト・アデン(Nate Aden)氏から、金融機関向けSBT審査要件案、スケジュール、今後の検討項目などについて講演が行われた。
更に、SOMPOホールディングス株式会社より、昨年夏に実施された3種類の目標設定方法(①排出量に基づく方法(SDA)、②設備容量に基づく方法(PACTA)、③ポートフォリオのSBTカバー率に基づく方法)のロードテストへの参加経験について報告があった。
その後、ワークショップ参加者は、SBTイニシアチブが検討課題としている以下の5つテーマにわかれ、グループディスカッションを行った。

①SBTポートフォリオをカバーする目標手法

②手法の適用性とヒエラルキー

③スコープ3のバウンダリ条件

④化石燃料に関する投資方針

⑤実施戦略の報告

 各グループでは、現状のSBT審査要件案に関する質疑応答や見直し要望など、活発な意見交換が行われていた。 SBTイニシアチブによれば、現在、各ステークフォルダーからの最終的フィードバックを受けている段階で、本年7月には、第一般のフレームワークを公表するとのことである。


QUICK ESG研究所